01 3着はえらい



天鳳では五段以上になると、 3 着がいちばんえらくなるんです。
ラス回避が大事と言われる所以ですが、大体どういうことかというと…


五段   4 → 3   >   2 → 1   >   3 → 2 
六段   4 → 3   >>   2 → 1   >   3 → 2 
七段   4 → 3   >>>   2 → 1   >   3 → 2 


こんな感じ。
段位が上がるにつれて 4 着から 3 着になることの価値が大きくなるのに対し、 3 着から 2 着になることの価値は相対的に薄れていきます。
また、逆に順位低下となれば、左のものほど痛手が大きくなりますよね。


この部分を意識せずに平均順位重視(同じ順位差 1 であれば常に等価)の麻雀を打つと、ちょっぴりの 2 着とそれなりのラスが増えるはずで、 ('(ェ)'o) さんなんかはおそらくその典型。
レベルそのものは置いといて、、、実力のわりに段位ポイントが稼げないという事態が起こります。


 3 着への執着という観点から、ここで具体例をひとつ。






(拡大あり)







前巡に 3 フーロ・手出し  の下家に差し込もうと、  を切りました。
( 5800 までなら打っても 3 着)
この時点で自分の和了は捨てることになりますが、それは問題ありません。
 3 着になりたくて仕掛けたんだから、その目的は変わらず最短ルートが変わっただけです。


『まっすぐ打って自力で遠い和了までこぎつけるよりも、おとなしく下家の和了を待つよりも、対面の攻撃が入りもつれる前に 3 着を確定させる』


“ラス回避が大事なのは当然”という認識が十分に浸透しているのであれば、こういう打牌がもっとあってもいいと思うんですよ。
トップを確保するための鳴かせ・差込はよく見かけても、 3 着を確保するための鳴かせ・差込はそれほど目にすることがない気がしますが、どうでしょう?


もう一度、冒頭の表を思い出してみて下さい。
天鳳において、より価値があるのはどちらか。
きっとそれが見えてくるはずです。


―――昨日いっぱいラスった五段より